日本政府観光局の発表によると、今年2月に日本を訪れた外国人旅行者数は約346万6700人に達し、2月として過去最高を更新した。コロナ禍後の回復を超え、訪日需要は“完全復活”どころか新たな成長局面に突入した形だ。
今回の急増の背景には、旧正月(春節)の時期の違いがある。前年は1月下旬だったのに対し、今年は2月中旬となったことで、韓国や台湾、香港などアジア圏からの旅行客が大幅に増加した。また、欧米からの訪日需要も引き続き好調で、日本の観光人気は世界的に拡大している。
一方で、中国からの旅行者は大きく減少した。背景には、高市早苗首相の台湾有事に関する発言を巡り、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけた影響があるとされる。その結果、中国人旅行者は前年同月比で45.2%減の約39万6400人にとどまった。
それでも全体としては訪日客数は大幅増を維持しており、観光業界には追い風が続いている。今後は中国人観光客の回復が最大の焦点となり、日本のインバウンド市場の行方を左右する重要な鍵となりそうだ。



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